物を通じて人と繋がるアンティークショップ「鳥飛古物店」

台南観光のシンボル、赤崁樓のほど近くにあるアンティークショップ「鳥飛古物店」。個性的な品物、雑貨、家具などが並ぶ様子はさながら小さな博物館の様で見て回るだけでも楽しめる素敵な空間です。



店主はまだ台湾で日本や台湾のヴィンテージ家具や雑貨がほとんど出回っていない頃からそれらの魅力を感じ、「物は使えば使うほど価値が生まれる」という信念を持ち、取り扱いを始めました。最初父親の会社の倉庫を使わせてもらいながら古道具を売っていたんですが、2017年から4人の仲間たちとヴィンテージ、カフェ、民宿が一つになった複合型施設「PARIPARI APT.」を台南で開業しました。

「しかし、やっぱり広いスペースが欲しいなあ…」「用途が分かるようにディスプレイしたいなあ…」と考えて、去年11月にPARIPARI APT.の近くにぴったりの場所を見つけて、やっと店主のイメージにふさわしい鳥飛古物店を再開業しました。



ヴィンテージアイテムを探し始めた頃は、台湾ではまだ日本や台湾のものは少なかったのだそうですが、今では店内のアンティーク品は日本のものが一番多くなりました。

店主は日本が台湾を統治していた時代のものが好きだといいます。「両者がお互い影響し合っているのを感じるから」なのだそうです。


日本のアンティーク8割、台湾のアンティーク2割。



店内で売られている物はすべて店主が自分で選んで、修理して、整理した物です。「売れる時は寂しくないですか?」と聞くと、
「そうですね。寂しいは寂しいけどね。
実は、最初は僕の手から大切なものが離れていくことが寂しいから売りたくなかったんです。でも、元々『物は大切に使うことで美しくなっていく』という出発点で開業しましたから。ずっと店で置いたまま、使わないままにしておいたら、大切なものたちが僕より寂しい思いをするんじゃないかと思うようになりました。僕が愛したものを慈しみながら大切に使い続けてくれる人がいれば、ものにとっては幸せなことでしょう?ということで今はだんだん慣れています。」と店主。とてもピュアな心の持ち主です。

アンティークの戸棚、椅子など家具類も充実しています。商品には全て値札が貼られていません。もし気になる商品があれば、店主に価格を確認してみてくださいね。

日本統治期の頃日本人が台南で営業していた喫茶店のカードらしいです。店主はこんなに小さいものも見つけましたよ!

色んな展示品の中で特に目を引いたのがこのビクター犬のコレクションです。大きいものから小さいものまで並んでいる姿がかわいかったです♪


「素敵なものに出会った瞬間、喜びでいっぱいになる感じが好きですから、ものを通じて人と繋がりたいです。」― 店主 葉家宏

年月を経て味わい深さを増していく古道具。ひとつひとつのアイテムに特別な物語があります。まるでタイムスリップしたような店内で古き良き道具と出会いましょう♪

【鳥飛古物店】
住所:台南市中西區忠義路二段158巷62號
営業時間:金曜日~月曜日 13:00~19:00
定休日:火曜日~木曜日
Facebook: https://www.facebook.com/asukaantique/ (繁体字のみ)